2023年3月8日に開幕するWBC 2023において、日本代表に大谷翔平選手や、ダルビッシュ有投手らメジャーリーガーが出場することで話題となっています。
実はメジャーリーガーが参加するのは日本代表だけでなく、各国がかつてないほどの豪華メンバーを揃えて国の威信をかけた戦いを繰り広げます。
特に注目を集めているのがドリームチームともいえるメンバーをそろえた野球 アメリカ代表です。メジャーリーグでMVPを獲得した経験のある選手が何人も選ばれており、今大会の優勝候補です。
そこで今回はその野球 アメリカ代表のなかでも注目すべき3名についてまとめていきます！
目次
WBC2023アメリカ代表一覧
かなりの本気度を見せている野球 アメリカ代表。間違いなくサムライジャパンの最大のライバルとなります。そんなアメリカ代表で特に注目を集めていたのがクレイトン・カーショー投手でした。サイ・ヤング賞を3度も獲得している現役最強左腕ですが、今大会メンバーに登録された後、保険の関係で出場が認められず、残念ながら辞退となりました。
| 位置 | 名前 | 球団 | 備考 |
| 投手 | クレイトン・カーショー | ドジャース | 出場辞退 |
| 投手 | ネスター・コルテス | ヤンキース | 出場辞退 |
| 投手 | カイル・フリーランド | ロッキーズ | 追加招集 |
| 投手 | アダム・ウェインライト | カージナルス | |
| 投手 | ライアン・プレスリー | アストロズ | |
| 投手 | ランス・リン | ホワイトソックス | |
| 投手 | マイルズ・マイコラス | カージナルス | |
| 投手 | ブルックス・レイリー | レイズ | |
| 投手 | デビッド・ベッドナー | パイレーツ | |
| 投手 | メリル・ケリー | ダイヤモンドバックス | |
| 投手 | ケンドール・グレイブマン | ホワイトソックス | |
| 投手 | ブレイディ・シンガー | ロイヤルズ | |
| 投手 | ニック・マルティネス | パドレス | |
| 投手 | ダニエル・バード | ロッキーズ | |
| 投手 | アダム・オッタビーノ | メッツ | |
| 投手 | デビン・ウィリアムズ | ブルワーズ | |
| 投手 | ジェイソン・アダム | レイズ | |
| 捕手 | JT・リアルミュート | フィリーズ | |
| 捕手 | ウィル・スミス | ドジャース | |
| 捕手 | カイル・ヒガシオカ | ヤンキース | |
| 内野手 | ノーラン・アレナド | カージナルス | |
| 内野手 | ポール・ゴールドシュミット | カージナルス | |
| 内野手 | トレイ・ターナー | ドジャース | |
| 内野手 | ピート・アロンソ | メッツ | |
| 内野手 | ジェフ・マクニール | メッツ | |
| 内野手 | ティム・アンダーソン | ホワイトソックス | |
| 内野手 | ボビー・ウィットJr. | ロイヤルズ | |
| 外野手 | ムーキー・ベッツ | ドジャース | |
| 外野手 | カイル・タッカー | アストロズ | |
| 外野手 | セドリック・マリンズ | オリオールズ | |
| 外野手 | マイク・トラウト | エンゼルス | |
| 外野手 | カイル・シュワーバー | フィリーズ |
野球 アメリカ代表の再注目選手3名
注目選手①:マイク・トラウト（外野手・エンゼルス）
- 投打：右投右打
- 身長／体重：188㎝／107㎏
- 生年月日：1991年8月7日
- ドラフト：2009年MLBドラフト1巡目（全体25位）
メジャー最強打者との呼び声も高い選手で、普段は大谷選手のチームメイトとして戦っています。大谷選手へのリスペクトを口にしており、ニュースで見たことある方も少なくないのではないでしょうか。WBCではアメリカ代表の主将を務め、チームを牽引することとなりました。
2009年に全体25位でエンゼルスに入団すると、プロ2年目、19歳11カ月の若さでメジャーデビューを果たしました。2012年には打率.326、30本塁打、49盗塁を記録し、トリプルスリーを達成したことで、盗塁王とア・リーグ新人王に輝きました。2017年から3年連続でOPS（出塁率＋長打率）1.000越えを記録（.900を記録すれば超一流とされています）する活躍を見せ、シーズンMVP3回、ハンク・アーロン賞（各リーグで攻撃面で最も優れたパフォーマンスを見せた選手に与えられる）2回、シルバースラッガー賞（各リーグからその年のシーズンで最も打撃に優れていた選手が各ポジション1人ずつ計9人が、各チームの監督・コーチの投票によって選出される）8回と輝かしい実績を残しています。
注目選手②:JT・リアルミュート（捕手・フィリーズ）
- 投打：右投右打
- 身長／体重：185㎝／96㎏
- 生年月日：1991年3月18日
- ドラフト：2010年MLBドラフト3巡目（全体104位）
2022年にシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をW受賞したメジャー屈指の捕手です。2014年にメジャーデビューを果たすと、2015年に正捕手に定着し、2018年には、21本塁打を記録し、初のシルバースラッガー賞に輝きました。2019年には、自己最多の25本塁打をマークしています。近年は盗塁数も増加し、2021年に13盗塁をマーク、2022年は、打率.276、22本塁打、21盗塁を記録しました。捕手が20本塁打20盗塁以上を記録するのは、史上2人目の快挙となり、「守れて打てて走れる捕手」として活躍しています。
注目選手③:マイルズ・マイコラス（投手・カージナルス）
- 投打：右投右打
- 身長／体重：193㎝／104㎏
- 生年月日：1988年8月23日
- ドラフト：2009年MLBドラフト7巡目（全体204位）
2009年に全体204位でパドレスに入団し、2012年にメジャーデビューを果たしますが、来日前は目立つような成績を残すことができませんでした。2015年シーズンからNPBの読売ジャイアンツでプレーすると、いきなり13勝3敗、防御率1.92の好成績を残すと、2017年は14勝、187奪三振、防御率2.25と躍動し、最多奪三振のタイトルを獲得しました。日本での活躍が認められ、2018年シーズンからカージナルスでメジャー復帰を果たしました。同年は18勝4敗、防御率2.83をマークし、メジャー復帰1年目で最多勝を獲得します。2020年、2021年シーズンは故障に苦しみましたが、2022年は12勝を挙げる活躍を見せました。日本の野球をよく知る選手が相手チームにいる、ということは非常に脅威となるでしょう。
最後に
今回はWBC2023でサムライジャパンの最大のライバルになるであろう、野球 アメリカ代表の選手、特に注目すべき選手3名についてまとめてきました。トラウト選手と大谷翔平選手の対戦は世界的にも注目を集めていますし、筆者としても非常にみたい対戦です。日本とアメリカの対戦は準決勝以降ということになりますので、首を長くして待ちましょう！
