お役立ち

【豆知識】今年は6月19日(日)!父の日の由来は?

【豆知識】今年は6月19日(日)!父の日の由来は?

今年の「父の日」は6月19日(日)です。5月はゴールデンウィークもあり、そして母の日とイベントが続きますが、6月は祝日もなく、ついつい忘れがちになってしまう「父の日」。ここでは、なぜ父の日は6月なのかといった豆知識をご紹介します。

豆知識① 父の日の起源は?

日本で「父の日」といえば6月の第3日曜日。世界各国にもお父さんに感謝する日」「お父さんを敬愛する日」はそれぞれありますが、必ずしも同じ日とは限りません。

起源

「父の日」の起源は、アメリカに住む「ソノラ・スマート・ドッド」という女性男手一つで育ててくれた父親に感謝する日を作って欲しいと牧師協会へ嘆願したことにあるとされています。父親は軍人で、南北戦争から復員した後に、6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。6人兄弟の末っ子だったソノラは、ある日協会で行われていた説教を聴き、母の日があることを知りました。ソノラは、深い愛情を注いでくれる父をとても敬愛しており、「母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ」と感じて、父の偉業を称えようと1909年に牧師教会へ嘆願をしたそうです。その思いによって1910年6月19日に、初めて父の日の式典が開催されたのだそう。

なぜ6月?

なぜ式典が開催されたのが6月だったのかというと、ソノラの父の誕生月だったからといわれています。当初は、ソノラの父の誕生日である6月5日の開催を目指したようですが、準備が間に合わず延期となり、6月の第3日曜日に開催されました。

父の日の定着

その後、多くの人が認知するようになった父の日。1966年には、第36代大統領リンドン・ジョンソンが「父の日」を称賛する大統領告示を出し、6月の第3日曜日を「父の日」と定めました。そして1972年に、「父の日」が6月の第3日曜日にアメリカの記念日として正式に制定されたのでした。日本での「父の日」は、1980年代から定着しています。

豆知識② 父の日に贈る花は?

日本では、父の日にお父さんに贈る花として「黄色いバラ」がおすすめされています。それはアメリカで1910年に初めて行われた父の日の祝典の際に、YMCA(キリスト青年教会)の青年たちが『健在の父に感謝を贈る者は赤いバラの花を、亡くなった父に想いを馳せる者は白いバラの花を』身につけて父を称えたからだそうです。これは父の日を提唱したソノラさんが、お父さんのお墓に白いバラを供えていたからとのことです。

では、なぜ日本では黄色いバラを贈るようになったかというと、きっかけは、黄色の持つ意味やストーリーが「家族の幸せを願う」、「父を尊敬する」といった父の日がシンボルとなり、イメージカラーとして定着したことにあります。その上で、バラを贈る風習とも結びつき、日本では黄色いバラを贈ることが定番となった訳です。

最後に

今回は、父の日の豆知識をご紹介してきました。豆知識 面白いですよね!育ててくれた父親に対して、「感謝を伝えたい」という気持ちから生まれた父の日。今年は(も)、改めてお父さんに感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。