映画

名作はスクリーンで!リバイバル上映が実現したジブリ映画4作品まとめ

名作はスクリーンで!リバイバル上映が実現したジブリ映画4作品まとめ

映画館といえば、大スクリーンでしか体験できない迫力や臨場感は特別なものがありますね!しかし、上映が終了してしまった作品はもう映画館で見ることができないのでしょうか? いいえ、それができるんです!

今回は、リバイバル上映が実現したジブリ映画4作品についてまとめました。

リバイバル上映って何?

リバイバル(Revival)は映画用語として使われており、直訳すると「復活」「再生」「復刻」「復興」を意味します。つまり、リバイバル上映とは「いちど公開した古い映画を、手直ししたりせずそのまま再上映すること」です。

新作ではないものの話題性や作品の魅力によって集客ができるため、この手法がとられています。

リバイバル上映したジブリ映画4作品

2020年6月26日から全国の映画館でスタジオジブリの名作アニメーションがリバイバル上映されました。リバイバルとしては異例ともいえるヒットを記録し、話題となりましたよね。

①風の谷のナウシカ(1984年公開)

公開から38年経っても愛される『風の谷のナウシカ』。宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作で、魅力と謎に満ちたナウシカの独特の世界が描かれています。

公開当時の興行収入は約14億8,000万円と、当時のアニメ映画としては大ヒットとはいえませんでしたがスタジオジブリ誕生のきっかけとなりました。

その後、ジブリ作品の人気に後押しされ、今では誰もが知っている国民的アニメ作品となりました。

②もののけ姫(1997年公開)

スタジオジブリ作品の代表作ともいえる『もののけ姫』は、1997年に公開されました。人間対自然の壮大な世界と深いテーマが描かれたこの作品は、数々の賞を受賞。興行収入193億円を記録し、当時の日本映画の興行収入第一位を獲得して世間を賑わせました。

また、本作は過去のジブリ作品にも出演したキャストや大物俳優たちが声優を務め、その迫力には息をのむ作品となっています。

③千と千尋の神隠し(2001年公開)

日本映画の歴代興行収入で長年トップをキープし、ベルリン国際映画祭やアカデミー賞での受賞歴もある『千と千尋の神隠し』。その人気は国内のみならず海外でも高く、最も知名度のあるジブリ作品といえるでしょう。

最近では『千と千尋の神隠し』が舞台化され、映画の壮大かつ独創的な世界観が表現されて注目を集めました。

④ゲド戦記(2006年公開)

『ゲド戦記』は、宮崎駿監督の息子である宮崎吾郎監督の記念すべきデビュー作品です。アーシュラ・K・ル=グウィンの同名小説を原作にしており、さらに独自の世界観で変化が加えられているため、他の3作品に比べると、境遇が異なる映画といってもよい、特殊な制作背景を持った映画であったりします。

均衡が崩れた世界と命の尊さがテーマとなった、アニメの世界らしからぬ現実的で重厚なストーリー性となっています。

ジブリ作品をリバイバル上映した理由は?

ジブリ作品のリバイバル上映は、新型コロナウイルス感染拡大による影響で大打撃を受けてしまった映画業界をなんとか盛り上げたいという趣旨でスタートしました。また、「一生に一度は映画館でジブリ作品を見てほしい」という思いからスタジオジブリに協力を打診し、実現したようです。

その結果、リバイバル上映は4作品で192万人を動員し、興収21億円を超える成績を残して大成功を収めました。とはいえ、コロナ渦での映画館存続をかけた苦戦がまだまだ続いており、その影響はTVアニメ『異世界おじさん』にも及んでいます。

最後に

リバイバル上映された4作品は、どれも15年以上前の作品でテレビでしか見たことがない人も多かったはず。リバイバル上映のおかげで、超名作たちの世界観を大スクリーンで感じることができたのではないでしょうか。今後、さらにジブリ作品が映画館で再上映することがあるかもしれませんね!

コロナウィルスの影響を受けていた『異世界おじさん』も放送再開していますし、コロナウイルスに負けずに活気を取り戻していきたいですね!