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駒澤大学 駅伝部の大エース!田澤廉のプロフィールや就職先は?

駒澤大学 駅伝部の大エース!田澤廉のプロフィールや就職先は?

お正月の風物詩である箱根駅伝ですが、2023年も例年通り1月2日~3日の日程で開催されます。10月15日には予選会も行われ、箱根駅伝 出場校21チーム(関東学生連合含む)が全て出揃いました。

今大会の注目チームといえば、2022年10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝で優勝し、史上5校目となる「学生3大駅伝三冠」に王手がかかる駒澤大学です。その駒澤大学 駅伝チームのエースと言われているのが現在4年生の田澤廉選手で、2022年7月に開催された世界陸上オレゴン大会の男子10000m出場も果たしました。

そこで今回は、箱根駅伝優勝へのカギを握る田澤廉選手のプロフィールや経歴、卒業後の就職先についてまとめてみました。

田澤廉(たざわ れん)のプロフィール

  • 生年月日:2000年11月11日
  • 年齢:22歳
  • 出身地:青森県八戸市
  • 身長:180cm
  • 体重:61kg
  • 血液型:O型
  • 種目:陸上競技長距離走
  • 最終学歴:駒澤大学経済学部在学中

田澤廉の経歴

青森県八戸市立是川小学校時代

田澤廉選手と陸上競技との出会いは小学生の時で、親の一存で「八戸陸上クラブ」に入会させられたのがきっかけです。しかし、嫌々だったため、その当時の練習内容などはほとんど覚えていないとのこと。

小学校高学年の時には学校で野球をやっていて、夜7時頃まで毎日練習していました。その練習の後、ユニフォームのまま帰宅し、自分で走っていたそうです。

当時は陸上競技や駅伝には全く興味がなく、オリンピックに陸上競技があることすらも知らなかった田澤廉選手。しかし、小学校で自分の夢を書く授業があった時には「マラソンで一番速い選手になる」と書いていました。

青森県八戸市立是川中学校時代

嫌々始めた陸上ですが、中学校では陸上部に入部します。その理由は、小学校の高学年の時に参加したマラソン大会で負けて悔しかったから。

中学3年生の時には3000mで全国中学校体育大会に出場し、決勝に進出しましたが、最下位の18位という結果に終わりました。

青森山田高等学校時代

1年生の時に、5000mで当時の高校1年生歴代3位の14分04秒92を記録し注目を集めます。

高校時代は3年連続で全国高等学校駅伝の1区を走り、1年生では30分58秒で区間27位、2年生では29分42秒で区間4位、3年生では30分13秒で区間15位でした。

3年生の時には、5000mで第18回アジアジュニア陸上競技選手権大会に出場し、銀メダルを獲得しています。

そんな田澤廉選手ですが、高校時代はインターハイや国体といった大きな大会になると自己ベストは田澤廉選手の方が良いのにも関わらず、同学年の井川龍人選手(九州学院高・現早稲田大学競走部)には勝てませんでした。そのうち「井川以外に負けなければいいや」というモチベーションで大会に臨むようになったそうで、田澤廉選手はその当時を振り返り、気持ちで負けていた、精神的にかなり弱かったと語っています。

駒澤大学

1年生

8歳上で東京オリンピック男子マラソン代表でもあった中村匠吾選手(富士通)に憧れて、駒澤大学に進学した田澤選手。駒澤大学入学後にポテンシャルがさらに開花し、数々の実績を残しています。

日体大記録会当時の5000mU20日本歴代10位の13分41秒82を記録
出雲駅伝3区で区間2位
全日本大学駅伝7区で区間賞
八王子ロングディスタンス当時の10000mU20日本歴代5位の28分13秒21を記録
箱根駅伝3区で区間3位(区間記録を1秒更新する日本人2位の区間3位で7人抜き)
全国都道府県対抗男子駅伝3区で区間4位

2年生

2年生時の出雲駅伝は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。

全日本大学駅伝8区で区間賞&大会MVPを獲得(チームは6年ぶり13回目の優勝を果たす)
日本選手権10000m8位入賞(日本人学生歴代4位の27分46秒09を記録)
箱根駅伝2区で日本人3位の区間7位(7人抜きを見せチームは13年ぶりの優勝)

3年生

箱根駅伝終了後、まだ2年生ながら次期主将を務めることが決定しました!

日本選手権10000m2位(日本人学生歴代2位の27分39秒21を記録)
デンカチャレンジ10000m優勝(27分52秒52)
出雲駅伝6区で日本人トップの区間2位(3人抜き)
全日本大学駅伝7区で3年連続区間賞 &大会MVP獲得(日本人最速記録を41秒更新する50分36秒)チームは2連覇達成。
日体大記録会10000m日本歴代2位、日本人学生新記録となる27分23秒44を記録
箱根駅伝2区で区間賞

4年生

2022年7月に開催された世界陸上オレゴン大会では、2013年の当時早稲田大学4年生だった大迫傑選手(Nike)以来、学生では4人目となる10000m出場を果たしました。

金栗記念5000m5位
日本選手権10000m10位
世界選手権10000m20位
出雲駅伝3区で区間賞(チームは大会新記録で9年ぶりの優勝)
全日本大学駅伝7区で区間賞(49分38秒の区間新記録)チームは3連覇達成。

気になる田澤廉選手の就職先は?

学生最速で学生長距離界のエースである田澤廉 進路ですが、田澤廉選手はニューイヤー駅伝こと全日本実業団対抗駅伝競走大会で3度の優勝を誇る実業団の強豪・トヨタ自動車へ来春入社することが発表されました。

トヨタ自動車 陸上長距離部とは?

現在、同社の陸上長距離部には、駒澤大学出身で2022年7月に開催された世界陸上オレゴン大会男子マラソンに出場した西山雄介選手をはじめとする、計17名の選手が所属しています。

同部の所在地は愛知県田原市にあるトヨタ自動車の田原工場で、現在はラグビー部や硬式野球部と同じトヨタ自動車の強化部として活動しています。オリンピックや世界選手権の日本代表や、世界ハーフマラソンや世界クロスカントリーの日本代表など、多くのトップランナーを輩出しています。

田澤廉選手の卒業後の練習拠点は?

田澤廉選手は大学卒業後も練習拠点は駒澤大学とし、同大学陸上競技部監督の大八木弘明監督のもとで指導を仰ぐとのことです。

過去には駒澤大学OBで、田澤廉選手の憧れでもある中村匠吾選手が実業団に進んだ後もそのまま大学を拠点とし、大八木監督の指導を受けていました。

田澤廉選手は卒業後も引き続き大八木監督と共に、世界陸上やパリオリンピックなどの世界の舞台を目指します!

まとめ

今回は、駒澤大学のエースで箱根制覇へのキーマンとなる田澤廉選手のプロフィールや経歴、大学卒業後の進路についてまとめてみました。

野球やサッカー、水泳、体操といった定番の習い事ではなく、陸上クラブに田澤廉選手を入会させたご両親。当時から田澤廉選手の秘めた才能を見抜いていたのでしょうか。

学生最後の大会でもあり駅伝三冠がかかる箱根路で、どんな走りを見せてくれるのか大変楽しみですね。また、将来はマラソンにも挑戦する意向も示している田澤廉選手なので、マラソンでの世界陸上やオリンピック出場も期待しましょう!