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なぜアナウンサーはフリーになるの?年収や待遇の違いを調査!

なぜアナウンサーはフリーになるの?年収や待遇の違いを調査!

元・NHKの有働由美子アナウンサーや元・日本テレビの羽鳥慎一アナウンサーなど、多くのアナウンサーが所属していた会社から独立し、フリーアナウンサーとして活躍しています。

最近ではTBSの山本里菜アナウンサーもフリー転向を発表し、日本テレビの後藤晴菜アナウンサーもポルトガル1部サンタクララで活躍する元日本代表MF三竿健斗と結婚。一緒にポルトガルへ移り住んだことで産休明けに日本テレビを退社、フリーアナウンサーとして活動するのではないかと噂されています。

なぜアナウンサーはフリーになるのでしょうか。それほど年収や待遇に差があるのか気になりますよね。

そこで今回はフリーアナウンサーとテレビ局に所属するアナウンサーの違いを年収面、待遇面で比較していきます。

フリーアナウンサーと局アナの違い

局アナウンサーとフリーアナウンサーの一番の違いは、局アナウンサーが“特定の放送局に所属している”のに対し、フリーアナウンサーはタレントと同じように“事務所に在籍はするが、どの会社にも所属しない「個人事業主」である”ことです。

フリーアナも局アナも仕事の内容には大きな違いはなく、報道番組やバラエティ番組など、幅広く担当することができます。ただし、当然ですが、局アナウンサーは自社の番組にしか出演することができません。

一方、フリーのアナウンサーはどの放送局からも仕事を受けることができ、イベントの司会からドラマへの出演まで何でも幅広く経験することができます。

年収面ではフリーアナウンサーが圧倒的に有利

アナウンサー 年収で比較してくと人によるところも大きいですが、基本的にはフリーアナウンサーの方が高収入であることが多いようです。順番に解説していきます。

局アナウンサーの平均年収は800万〜1000万

放送局に正規雇用されている局アナウンサーは高収入、高待遇であることで知られています。新卒の初任給は平均23~25万円程度で年収にすると350万円程度と一般企業と大差はありません。

その後年齢によって昇給していき、平均月収40万円~55万円程度、年収800〜1000万円程度となってきます。

ちなみに、どれだけ人気が出たとしても、実力が高かったとしても、あくまでも一会社員、一団体職員であるため、一人だけ年収が大幅にアップするということはありません。

フリーアナウンサーは1億以上稼ぐ人も

フリーランスのアナウンサーは個人事業主となるため、人気・実力に応じて収入が大幅にアップしていきます。

一方で福利厚生などは存在せず、今どんなに人気で高収入であっても仕事がなくなれば一気に収入がゼロになってしまうというリスクがあるのもフリーアナウンサーの特徴です。

待遇面は局アナウンサーが優位

先ほどの項目で述べたようにフリーアナウンサーは個人事業主。そのため、福利厚生などの待遇面はテレビ局アナウンサーの方が圧倒的に優れています。

NHKの求人サイトに記載されている福利厚生をまとめると

  • 休日 完全週休2日制
  • 祝日、年末年始をあわせた年間休日数は約120日
  • 年次有給休暇 初年度16日、以降4年目20日まで漸増
  • クリエイティブ休暇 各年度連続5日
  • リフレッシュ休暇 5年、15年、25年勤続者に各連続10日
  • 育児休職 子が満2歳に達する日まで、性別に関わらず取得可能
  • 出生時育児休職 子の出生日から8週間以内に合計28日まで、パートナーが出産する人が取得可能
  • 介護休職 通算して1年以内
  • 配偶者同行休職 配偶者の外国勤務に同行したとき3年以内
  • 自己啓発休職 業務に還元できる自己啓発を行うとき1年以内

と、かなりしっかりしています。

最後に

今回はアナウンサー 年収や福利厚生についてフリーアナウンサーと局アナウンサーを比較してまとめてきました。

局アナウンサーは毎年新入社員も入ってきて、自分の力ではないところで自分の立場が失われていく感覚もあるのでしょう。力のあるアナウンサーはそのタイミングでフリー転向を決意すると思われます。

収入か、ある程度の安定か、それぞれのアナウンサーの人生設計、考え方が大きく影響しているようでした。